2014-12-03

小学4年生とともに消えた若者ロマン。

大学生による小学4年生なりすまし事件

件の大学生青木くんを否する勢力大きく優勢な賛否渦巻く中、
僕はといえば「調子ぶっこいたな」以上にも以下にも思わず
やり過ごしていました。

大学生とはそもそも調子をぶっこくもの。アタマもいいんだし、
志もあってのことなんだから、叩かれて出直せばいいんじゃないかと。

しかし何かのはずみでそのサイトを目にして心底ガッカリしてしまいました。

* * *

以前、政治に関心を持ち積極的に活動しているという大学生を取材した
ことがありました。僕は面白いことをやっている若者が大好物で、一歩間違えれば
"若者応援おじさん"と目されかねないという自覚がある程なので、取材を楽しみに
していました。

しかしこれがとても残念なものでした。何も新しいものを感じることができなかったのです。感じたのは「ああ、この子は政治家になってスゴイって言われたいんだろうな」ということくらいでした。

エネルギッシュでアタマもそこそこいい学生さんが、政治家に話を聞いてもらったり、メディアに取材されたりしてウハウハして、どこかで聞いたことがあるようなテンプレ論をぶって気持ちよくなっているだけでした。

日本を変えるような若い世代が育っているんじゃないかというロマンを持つ僕は大きく落胆しました。政治家になることが目標の人にStatus Quoが変えられるわけはありません。

その彼が所属していた団体が青木くんの「僕らの一歩が日本を変える」でした。

* * *

小学4年生の「中村くん」が作ったサイトはよく出来ていました。あまりによく出来ていて小学4年生が作ったものにはとうてい見えませんでした。

言葉遣いは進研ゼミかどこかのサイトにでてくる4年生が遣いそうなもので、書いている内容は高校生が自由研究のレポートで提出したら軽くAをもらえるような内容です。

青木くんが盟友のTehuくんに頼んで作ったというこのサイトは中途半端によくできすぎているのです。本気で小学4年生を装っているとは思えません。かといって圧倒的にスゴクてバレること前提のネタ感があるわけでもないのです。

報道から察するに、どうやら本当に4年生を装うつもりだったようですが、そうだとしたら残念すぎるのです。

TehuくんのことをスーパーIT高校生として初めて知ったとき、僕は度肝を抜かれたのですが、ちょっとスーパーヤ若者ロマンが打ち砕かれた気分です。

人並みはずれて優秀だと言われていても、人の心情に対する洞察はこんなものかと。

しかし狡猾さのかけらもない叩きどころ満載の青木くんの謝罪文を読むまでもなく、そもそも若者なんてものは人の心の動きや社会のことなんて何もわかっていないものなのかも知れない。

ならば才能のある若者が社会で戦えるようになるまで、おじさんたちはもうひと踏ん張り気張らなければいけないのかも知れない。







what's "my wife's camera"?

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