2013-01-06

20%ルール




またまたTBSラジオ「文化系トークラジオ Life」から。

編集者の仲俣暁生さんの言葉。
最近、NPOの立ち上げ、ボランティア、ミニコミ誌の発行など仲俣さんが「大人のクラブ活動」と呼ぶ活動をする30代、40代の人が増えていることについて触れて。

彼らがマネタイズできないにも関わらず通常業務の激務の合間を縫ってそういう活動にいそしむのは、それがGoogleの20%ルールに相当するからじゃないかと仲俣さんはいう。

Googleの20%ルールとは、勤務時間の20%を本業以外の自分の好きなプロジェクトに割くように義務付けるGoogleの社則。このことによって業務の硬直化を防ぎ革新的たり続けるのが目的のものだ。

しかし通常の企業にはそのような時間を設ける余裕がないので、個人で自らそれを行い自らの可能性を担保してるのではないかと。そしてそれが新しい働き方のヒントになるかもしれないのではないかと。

これを聞いた瞬間、すっと腹落ち。自分がやっていることはGoogle20%ルールなんだと。
そして仲俣さんの意見に激しく同意。

大して大きくないビジネスとはいえ、激しい競争環境の中レストランを経営することは正直決して楽な仕事ではない。にも関わらず、ライターの真似事をしたり映画祭のディレクターをしたり、色々なプロジェクトに首を突っ込んだりしてしまう。

持ち出しこそないものの、商売として考えたとき採算のとれるようなマネタイズはできていない。それでもやるのは好きだから、と思っていた。

でも「好きだから」といっても趣味とはちょっと違う。それぞれにそれなりにプロフェッショナルなスキルは投入している。そして結果自らの首を絞めるような忙しさになる。

なんでそこまでしてやるのか。

その理由はまさにGoogleの狙いのまま、硬直化をさけることができるからなのだ。
好きなことをする。しかも採算をあまり考えなくていい。脳のクリエイティブな部分が働く。

自分の理想とかポジティブな発想だけでプロジェクトに携われるからストレスが少ない。もちろんその分お金にもならないけど、生活は本業で担保されている。

だから忙しくてもストレスにならない。むしろ楽しい。心地好い。
そして心地好いバイブスの中ではいい仕事ができる。本業にも好影響を及ばす。

資本主義を全否定するのはバカげているけれども、いささか先鋭化しすぎてシステムに遊びがなくなりつつあるのも事実だ。20%の「遊び」はまさにイノベーションのジレンマを避けるためにも有効だ。

その20%で理想を追究できるのもいい。「そうは言っても食っていくてめにはしょうがないんだよ」と言わなくていいのがいい。

こういう働き方が広く普及すれば、行き過ぎた資本主義の負の側面を是正できるかも知れない。

そしてうまくいけばその20%から新たにマネタイズできるビジネスにつながるかも知れない。

戦後日本では会社が中間共同体の役割を果たしてきた。
でももうその役割を企業に負わせることはできない。

ならば会社を抜け、街へ出よう。
やりたいことをアクションに移してみよう。
みんながそうする社会はとても楽しいものな気がする。

my wife's camera"?

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