2012-02-04

心のベストテン第一位は?W5




知り合いからご贈呈頂いたこちらの本。
官僚の責任」(古賀茂明、PHP新書)

さすがにこれだけメディアがオープンになってくると、官僚の思考やらその弊害のアウトラインはなんとなく想像がついてくる。しかしそれをつい先程まで現役バリバリで現場にいたキャリアの口からまとめて聞くと説得力というか迫力が全然違う。

経産省という立場にいながら、放言し続けることは並大抵ではなかっただろう。少なくとも出世を考えたら絶対に取らなかったはずの行動を筆者はとり、そしてそれを包み隠さず書いている。

本書にも記されているが、経産省内にも日本のエネルギー政策に対して疑問を抱いていた勢力がかつてはあったという。そして今回の事故を機にその勢力がまた息を吹き返しつつあるとも噂に聞く。

筆者の日本における立ち位置というものを知る由も無いが、恐らく筆者に対する口さがない意見も多いだろう。
しかし日本の堅固な官僚組織の中、筆者のような人物がいなければ日本は決して変わることはできない。

多くの優秀な友人が国のことを思い、憂い官僚になった。彼ら一人ひとりの現状は知らないが少なくとも官僚になったときの彼らの情熱は不純なものには思えなかった。

ただ若者の志を飲み込むのに十分なほど官僚組織が老獪な魑魅魍魎である可能性はある。

組織というものは個人の集まりではない。一つの有機的な生物だ。そして明治から続く現在の官僚組織という生き物の天寿はそろそろ尽きてもいい頃だろう。筆者のような人物の気骨が集まり、一日も早く安らかな眠りにつき、新しい時代の官僚組織が息吹くことを祈らずにはいられない。

what's "my wife's camera"?

No comments:

Post a Comment