2011-06-09

自然との共存を考える時代・・だからこそガツガツ。




妻は時々私の顔をシゲシゲと見つめながら、「これが本当にあの太郎さんと同じ人かしら」という。

20代の私は、いやひょっとして30代の始めの頃まで私はガツガツしており前のめりの生き方をしていました。ギラギラしていたと言ってもいいかも知れません。その当時の私のことを引き気味に見ていた妻は、すっかりLove&Peaceとなった現在の私をみてついつい呟いてしまうのでしょう。

そう、時代はLove&Peace。ギラギラするのはカッコ悪い。立身出世や金儲けのことを考えるよりも地球環境や隣人のことを考えることの方が断然素晴らしい。

私は本気でそう思っています。そしてそういう生き方を模索しているつもりでもいます。

でも今日、Podcastでロックシンガーの白井貴子さんが話しているのを聴いて、ちょっと真逆のことを考えてしまいました。

白井さんといえば、80年代に女性ロッカーの先駆けとして活躍された方です。

ただバブル経済が加熱していく中、商業主義がエスカレートしていくショービズ界に嫌気を覚え渡英されました。

帰国後、白井さんはロックシンガーとしての活動を続けながら、自然との共存を大切にして活躍されています。

Podcastの中で白井さんは、数字ばかりを追い求める生き方に限界と疑問を感じたというようなことを仰言っていました。

御意。まったくその通りでしょう。そしてその感覚はまさに今の時代の気分そのものでしょう。

でも、本当にそれだけでいいんでしょうかね。

白井さんは時代を疾走されました。拝金主義の醜い時代を結果を残しながら駆け抜けてそういう結論にいたったのは尊敬すべきことだと思います。

でも自分を追い込んで向上させる努力もせずにLove&Peaceばかりを語るのはどうでしょう。

杞憂かも知れませんが、私には少なからぬ人がLove&Peaceという美名の下に逃げを打っているようにも感じられます。

「競争社会の先に明るい未来はないんだから、争いのないLove&Peaceだよね」みたいに。

でも私たちが呑気にLove&Peaceなんて言っていられるのは、先達が強烈な向上心を持って努力にしてくれたからですよね。確かにその方向性が若干よからぬ方を向いて行き過ぎたきらいはあるかも知れません。でも、彼らの不断の努力がなければ私たちは今のこの豊かな社会を享受することはできなかったというのも事実です(そう、今どれだけ不況だといっても、日本は世界的にみたら相当豊かなんです)。

だから、時代がLove&Peaceを求めている今だからこそ言いたい。青年よ、ガツガツと大志を抱け、と。
「一攫千金」という考えには賛同できないかも知れない。でも若者が「立身出世」を目指すことにはむしろ積極的に応援して行きたいと思っています。彼らがそのマインドを失ったら日本に未来がないんじゃないかと思うんです。

だから今、こんな時代だからこそ言いたい。

「そこの若者、ガツガツしようぜ」