2011-02-05

草食的唯名論。 / W5 心のベストテン第一位は?



二晩続けて二十代の男の子たちと話をする機会に恵まれました。この一年くらい二十代前半の男の子に会うといつも同じ質問をしていました。

「草食系とか言われるけど、どうなの?」

それは私自身の仮説から来ていた質問だったのですが、この二日間でその仮説に対して強い確信を持てて安心しています。

私自身過去に「若い男の子」をやってきた経験から若い健康な男の子に性的に衝動がないってことはありえないと思っていたんですよね。ストレートに言ってしまえば「やりたい盛り」なんですから。そしてそれは時代とかゆとりとか関係なくて、生理的な問題なわけです。

もし今の若いコに抑えきれない性欲がなかったらそれは環境ホルモンとか生物的に深刻な問題であって、日本人滅亡の危機であると思っていたわけです。

でも地道なフィールドワーク(?)で色々な男の子に質問していくと、みんな女の子(ときに男の子)に性的に興味がある。抑えがたい欲求もある。なかには「ああ、たしかに自分は草食系ですね」というコももう少し突っ込んで質問すると女の子に性的な興味はあるのだけれども、自分からはアタックできないでいるだけだったりする。

そしてアタックできないことを草食系だと思っている。アホか。

私は若いコから見たら肉食世代だろうし(現38歳)、その中でもわりと狩猟民族と分類される方だったかも知れません。しかし女の子に声をかけるのは緊張してたし、好きなコに嫌われたらどうしようと思うと身動きとれなくなってしまったり、傍目楽しそうに女の子と話していても必死だったりしたわけですよ。

それでも女の子にアタックするのは私たちが「ロッキー」を観て育った世代であり、コレステロールなんて気にしないで生卵6個ミキサーにかけて飲み込んでフィラデルフィア美術館の前の階段を駆け上がってウォーと叫ぶ「でもやるんだよ精神」があるからなわけですよ。

つまり草食系の男の子は負けるのを怖がっているだけというか、「ロッキー」を観るべきというか、つまり時には「ハートロッカー」のように爆弾処理もしなければいけないというか、オレなにいってるんだろうというか、要は気合なわけです。

そこで思い出したのが数週間前にあったTBSラジオDigの「若者はセックスに関心ない?」特集

投稿者の女性の一人が「マスコミが無責任に『草食系』だなんてラベリングをするから、男の子がそれに甘えて『オレ、草食系だから』といってアタックせずに受身になっている気がする。男の子が消極的になったのはラベリングのせいじゃないか」という意見をいっていました。

まったくもって同感です。

おそらく生物学的にいうと女性は妊娠のリスクもあるので、むしろ異性を慎重に選別する立場なわけですよね。ということは男性は選別される立場。

女性の特権は選別できるところにあるけど、かわりにあまり迂闊にいくことはできない。峻別される側の男に特権があるとしればそれは後先考えずにガンガンいけること以外ないわけなはずです。そして本来的にガンガンいきたい強いパトスを持っている。ならばいかずにどうする、ロッキー!勃つんだ、ジョー!なわけです。

ま、なにいっているかわけがわからなくなったけど、この際世の中から「草食系」という言葉をなくしてしまいましょう。そしてとにかく漢なら腹くくって勝負しなければいけない状況を作るしかないのではないかと強く思うわけです。はい。


(追記)W5の心のベストテン第一位は、『The King's Speech』です。

what's "my wife's camera"?

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