2011-01-27

結局Facebookってなんなのよ?



幽霊部員をやっていた時期が長かったのでいつ入会したのかは覚えていませんが、それにしても最近Facebookへの友だち申請が増えています。それは映画「ソーシャル・ネットワーク」の影響でしょうが、日本でもFacebookへの注目が集まっているのは間違いないでしょうね。

すると当然「Facebookってなに?」とか「Mixiとどうちがうの?」って話になります。

ちょっと前ですが、TBSラジオのDigで「Facebookってどうなの?」という特集がありました。

その特集でFacebookを映画をも含めた色々な観点から切っていたのですが、ちょっと不満が残ったというか消化不良でした。

その原因の一つは「実名」問題です。一生懸命Facebookの凄さを説明しようとするとき、どうしてもMixiやGreeなどとの違いを見出そうとしてしまうために実名登録を強調するのでしょうが、そのために却って本質的な議論が抜けているような気がします。

Facebookの一番の本質はそれが「社会インフラになりつつある」ということです。

そう、電気や水道と一緒で社会インフラです。「電気の何がそんなにいいの?」と聞かれたらちょっとすぐには答えにくいかも知れません。「冷房が使えて暑い日本の夏でも快適になるよ」とか「電気がなかったらテレビも見られないじゃない」とか色々あるでしょう。

でも議論をそのレベルに矮小化させてしまうと「冷房は体に悪いからそんなの却ってない方がいい」という人もいるでしょうし、「私はテレビみないから電気はいらないわ」という人も出てきてしまうかも知れません。

同じような議論がFacebookを巡って起こっている気がするんですよね。

「何がそんなに面白いの?」いやいや面白いからやってるわけではないのですよ。「じゃあ何なの?」と問われて考えた結果、一番似ているものは「住所」です。もう少し付け加えるのなら「ハイパーな住所」。

そのことを説明する前にまず私はFacebookをどう使っているかについて説明しましょう。入会したのは大分前でいつだったかさえ覚えていませんが、先述のとおりずっと幽霊部員でした。いや、今でもあまりアクセスしません。それでもFacebookはインフラだと思うのです。

なぜかというと、色々なものをFacebookに収斂させることができるからです。たとえば私はTweetやBlogの更新が自動的にFacebookにUpされるように設定しています。

人によってはFlickrなどの写真、Youtubeなどの動画を自動的にUpさせるように設定させている人もいるでしょう。もちろんFoursqureだって設定できます。とにかくFacebookは世界のWeb上での主だったサービスのプラットフォームになっているわけです。

だから私は普段は自分からはFacebookを見に行きません。しかしメールで「誰々が友だちの承認を求めています」と来たときや「誰々があなたのPostをLikeしています」と来てたまに観にいくとそこで友だちの近況をたまたま目にすることができたり、「ひょっとしてこの人はお友だち?」みたいなSuggestionを受けたりして意外な人と繋がったりもします。

ここでFacebook=ハイパー住所論に戻ると、FacebookというプラットフォームがあるからWeb上の自分のすべてのアクティビティーを収斂させることができるし、したいのならそれを友だちと共有することもできる。まあEvernoteがストック的Lifeログなら、FacebookはFlow的Lifeログなわけです。

さらに住所を公開することによって友だちは年賀状を出すこともできるし、個人的なメッセージを送ることもできるし、駄話もできる。もう少しコミットしたければそこに遊びにいってちょっかいを出すこともできる。そして公開しておけば、損なわれかけた縁が復活することもある。

そういう色々な使い方をすることによって「楽しい」ということになるかも知れません。でもそれはFacebook自体が楽しいものだということではなく、そのプラットフォームを使ってユーザーが楽しんでいるということです。

だから「Facebookって何がそんなに楽しいの?」という質問は「住所って何が楽しいの?」という種の質問に似ているわけです。別にFacebookは楽しいものではなく、便利なプラットフォームに過ぎないわけですから。

そしてだからこそ「実名」じゃないとあまり意味がないわけです。それなのに「実名は日本人になじまない」と議論するのはちょっと的外れなわけです。住所のあるところに表札を掲げないならまだしも、偽の名前を掲げたらOpportunity lossは生じます。まあ、名前を大々的に出さないまでも少なくともメールアドレスは普段使っているものを使わなければプラットフォームとしての機能を果たしません。

「Mixiじゃなんでダメなの?」と聞く方もいるかも知れません。全然ダメじゃないです。MixiでもGreeでもかまいません。機能的にもFacebookやTwitterの機能を真似てどんどん進化していますし。

でもやっぱり圧倒的にFacebookでやる利点は大きいんです。一つはユーザー数。全世界で6億人以上のユーザーがいるのは凄いことです。日本でも今後どんどん増えるでしょう。

「別にオレ海外に知り合いいないし」というかも知れません。でももしあなたが何かのアニメに関することをよくBlogで書くとします。そのBlog記事に外国人がアクセスしてくることは少ないかも知れませんが、Facebookだとその可能性はかなり高まります。

恐らく日本人でもWebの自動翻訳ソフトを使っている方は多いでしょうが、海外の方で自動翻訳ソフトを使って日本語の記事を読む方も少なくありません。

それを機に海外の人とあらたにつながりができるかも知れません。それがビジネスや恋愛に発展する可能性だってなくはないのです。

それからもう一つFacebookの優位性はデファクトスタンダード問題です。「事実上の世界標準」ですね。
現在日々新しいWebサービスが増えています。ある人にとってはとても便利なものもあるでしょう。そのサービスが世界的なものであれば、ほとんどの場合即座にFacebookに連携できるようになります。

LifeログとしてのSNSを考えたときこれは便利です。ちょっとネットで検索すれば連携させる方法がすぐに出てきて、Facebookに収斂させられる。恐らくこのあたりの優位性はGreeやMixiが太刀打ちできるところではないでしょう。

余談ですが、このディファクトスタンダード問題を考え私は昨年長年使ってきたメールアドレスからgmailにメインのアドレスを変更しました。このことによって利便性は高まっています。別のスタンダードのひとつになりつつあるiPhoneとの連携もとてもスムーズですし。

話を戻すと、Facebookは別に面白いものではありません。もちろん使って楽しむ方法はいくらでもあります。でも決してやらなければいけないものではありません。

それでもアカウントを取得すること自体は無料なのですから、少しでも興味があるのなら是非取得してみてください。気づいたら使い勝手のいいプラットフォームに変わっている可能性もありますから。


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