2010-12-31

年末シュバーサナ。



ヨガのポーズの一つに「シュバーサナ」というものがあります。「屍のポーズ」という意味のようですが、とにかく仰向けにまっすぐに横たわって大きく深く呼吸をしながら静かに寝ているだけです。

私自身ヨガについて語れる程にはよく知らないのですが、私がやったことのあるヨガでは一通り色々なポーズを行った後、徐々にゆるやかなポーズになっていき、そして最後にシュバーサナをして終わります。

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今年も一年また色々ありました。明るいニュースも、暗いニュースも。
それでも大掃除を済ませ、店に出て、パーティーに顔を出してちょっとお酒を飲んでいれば、新年はまたやってきます。

いやあ、新年を発明した人はえらいなあ。誰にでも平等に新年はやってくる。今年が素晴らしい人にも、つらいものだった人にも明日になれば新しい年がやってくる。

新生。

ヨガの最後にシュバーサナを行う意味については調べたことはないのですが、勝手に一度「屍」になって死ぬことによって再生するということなのかなあと感じていました。

新たに生まれ変わるには小さく死ななければいけない。

そして大晦日に感じる静寂は私にシュバーサナを連想させるのです。

中にはカウントダウンパーティーで賑々しく新年を迎える人もいるかも知れませんが、紅白が終わりゆく年くる年が始まるとどこか厳かな空気が流れてくる(今もそうなのかしら)。除夜の鐘が撞かれ、静寂は深まり煩悩がひとつずつ打ち消されていきます。

そして私たちはその年が去るのとともに一度静かに死にます。よかったことを抱え、悪かったことは置き去り新しい年を迎えます。

新生。

また新しい一年を迎えるためのシュバーサナ。

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スタッフが帰り、いつものように誰もいなくなった店の中。
いつもと変わらず店の点検を済ませ、いつものように帰り支度をする。
いつものように電気をすべて消し出口の前に立つ。

そしていつもと違い、出る前に翻り真っ暗な店内に向かって一礼する。
年に一度の私だけの儀式。

そして2010年は死んでいく。

what's "my wife's camera"?

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