2010-12-05

メールの力。岡山との友情。



中学高校の同級生に陶芸家になった友人がいます。高校時代は同じ塾に通っていたという程度でいつも一緒というわけではなかったのですが、卒業して彼が陶芸家になったということを意気に感じて応援しているうちに生涯を通じての大切な友だちになっていました。

彼は東京と名古屋を中心に個展を開いていたのですが、最近活動の範囲を広げ様々な地方都市で個展を開くようになってきました。

10月には神戸大丸で個展をし、そして11月には岡山天満屋で個展がありました。

神戸の個展は久しぶりに顔を出すことができたのですが、11月の岡山にはさすがにグアムから行くことはできません。

そこで毎年岡山からグアムに遊びに来てくださるグループの知り合いに「友だちが天満屋で個展をやるのでよかったら冷やかしてください」と図々しくもメールを出したのです。

すると果たして彼は個展に顔を出してくれたどころか、個展の最終日に同じグループの方のご自宅に友人の陶芸家をお招きくださり宴を開いてくださったのでした。

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その岡山のグループが一昨日からグアムにまたいらっしゃいました。そして一昨日の夜、またいつものように彼らのグループと我々グループが一緒に夕食を楽しむ機会がありました。

これまでも私は数年彼らと一緒に同様の会食に同席していたのですが、今年は少し心持ちが違います。

やはり親友がお世話になったということもあり当然お礼の挨拶から始まりました。彼らとはグループとグループ同士のつながりという側面がこれまではあったのですが、今年はずっと近しく感じられたのです。何というのでしょうか、これまでのどこか組織同士の儀礼的なつながりからとても親密な個人的な関係になったというか。

それはとても気持ちの好い感覚でもあります。四十近くになってまた新たな「つながり」を感じるというのは悪くありません。

そしてその関係はすべて「今度友達が岡山で個展をするのでよかったら冷やかしてください」という一本のメールから始まったのです。

高校時代の友人と岡山の友人がつながり、そして私も岡山の友人をより近しく思える。たった一本の短いメールから。

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メールというコミュニケーションの不備を指摘する人はたくさんいます。そしてその指摘が正鵠を射ていることもあります。しかし同時にこういう風に新たなつながりを築いてくれたり、つながりを強化してくれたりもするんですよね。

最早正面きってメール文化を否定する人もいないでしょうけれども、それでも「メールって人間らしくない」と思っている人はいるでしょう。

でも今回私が岡山の方々に抱いた親近感は一本のメールあってこそだと思うのです。


what's "my wife's camera"?

2 comments:

  1. タロウ、すてきなご縁をどうもありがとう!

    ぼくもこの出会いはすごく楽しくうれしくて、
    遠くグアムからのタロウの心遣いと、
    招いてくれた岡山の方達のフレンドリーさに
    心がほわっとあたたかくなりました。

    今回、ぼくのなかで岡山がぐっと身近に感じられるようになったのは
    「また岡山に来てくださいね。その時にはうちにもまたぜひ」
    と言ってくださったあの岡山の方達の存在が大きくて
    それは確実に次の個展に向かう原動力になります。


    「四十近くになってまた新たな「つながり」を感じるというのは悪くありません。」

    うんうん本当にその通りだよね。悪くない。
    縁がゆっくりあたたまっていく感じ、素敵だなーと思います。
    みなさまによろしくお伝えくださいなー。

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  2. 昨日皆さま無事岡山に帰りました。
    Hさんのご自宅は天満屋から歩いていけるような街のど真ん中にあるんだってね。

    来年は金沢でもまた新たな縁ができるのかしら。

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