2010-11-05

ランニング革命?最も原始的にして最も尖端のギアVibram Fivefingers ~練習走行編~



というわけで私は普通のランニングシューズを履いてベアフットランのフォームで走りにでかけました。

その日は家から出て都合5-6kmのコース。とにかくつま先から着くことと足を体の真下に着地させること、それから上体を前傾させずにできるだけ起こすことに努めました。

走っている最中に気づいたことはまずふたつ。ひとつはやはり体が弾んでしまって頭が上下してしまうということ。西洋スポーツ科学では頭の位置は極力動かさずにすーっと走れた方がいいとされていますが、つま先で走るとなかなかそういうわけにはいきません。

次に思ったのは「なんかオレちょこちょこ走ってるなあ」ということです。通常走るとき足を前に出しますが、前回書いた通り足を体より前に出してしまうと踵から着地せざるをえないので、自然体の真下に足を着地させることになる。すると歩幅は当然小さくなる。そして自分の印象としてはなんかちょこちょこ走ってるなあという感じになるのです。

もう少し走ると別の感想が出てきました。ひとつはふくらはぎに相当の負担がかかるということです。やはり踵をつかないとなると衝撃はすべてふくらはぎで吸収することになります。かなりの負荷がふくらはぎにかかります。"Born to Run"で「この走り方は相当筋力が要求される。でも筋力は鍛えることはできるが、関節は鍛えることはできない」というような記述がされていたのを思い出す。それは裏を返せばかなりの筋力が要求されるということです。確かにふくらはぎの筋肉には相当くる。

そしてもうひとつの印象はある意味逆のもの。走っている間ふくらはぎにくる衝撃は気になるのだけれども、ある程度走っても心肺機能はまったく疲れない。始めはそれは私が新しい走り方をしているためゆっくり走っているので、心肺機能に負担がかかるまでもないからだと思っていました。しかし別の機会にもう一度走ってみて普段走るよりも結果的にはタイムがいいのに全く心肺機能的には問題がないということに気づきました。

ここからは本に書いてあったわけでもなく、科学的根拠があるわけでもなく私自身の印象論なので正しいのかどうかはわかりませんが私なりの解釈を。
これは十代の時に読んだ記事の受け売りなので今もそうかどうかはわかりませんが、水泳で短距離の選手は通常シックスビートで泳ぐということです。つまり右腕と左腕をひと掻きする間に左右の足は六回バタバタしているということです。でも長距離を泳ぐ選手はフォービート、もしくはツービートで泳ぐとのことでした。

いわくクロールにおける推進力は腕によるものが大きく、キックは浮力確保とわずかの推進力だけであるわりには大きな筋肉は酸素の消費量も大きいので長距離の場合はキックを極力使わないで腕の推進力に頼ると。

つま先で走るとき、ふくらはぎ以外の足の筋肉をつかっている印象がほとんどないんです。というのも走るとき筋肉を使っているなあと意識されるのは足を前に出すときなんです。もちろん意識的に蹴り上げれば足を後ろに出すときも筋肉は使うのですが、少なくとも私のようにダラダラ走るランナーはそんなに蹴り上げません。

ということは足を前に出さないでちょろちょろ走っている限りはそんなに大腿筋は使わない、つまり酸素は使われず心肺にこないということです。これは超長距離を走る人には大切かも知れません。

そういうわけで走っていたのですが、3kmくらい走ったらふくらはぎが辛くなってきたので普通の走法に切り替えることにしました。つまりかかとから着地したわけですが、そのときの衝撃の大きさに驚きました。

普段いかに大きな衝撃を受けながら走っているかということです。"Born to Run"でもつま先走法は圧倒的に怪我が少ないと書いてありましたがなんだかわかる気がします。

さらに思い出したのが「Number Do」の「大人のRun」特集での有森裕子と中田英寿の対談でした。そこで有森さんは腰はできるだけ動かさないほうがいいといっていました。このつま先走りをすると腰が動かないんです。

裏を返せば普段はオーバーストライドで走ってしまっていることがあるということなんですよね。だから足や腰に大きな負担がかかってしまう。事実左足の付け根を少し痛めていたのですが、この走り方をしている間はそれがまったくきになりませんでした。

というわけでこのつま先走行に大きな期待を感じ、Vibram Fivefingersの到着を待っていたののですが、同時に本で読んだ知識だけで自分の走り方が正しいのかという確証もありませんでした。

そこでYoutubeでVibram Fivefingersやbarefoot runなどのキーワードを入れて検索すると次から次へと映像がでてきました。"Born to Run"の作者であるChristopher McDougallの動画Fivefingersを紹介するビデオベアフットランニングを研究しているハーバードの教授の解説など色々な動画が見つかりました。

結果実際のベアフットランはつま先というよりも前部で着地するという感じでした。具体的にいうと足の小指の付け根あたりで地面に接触し始め、親指の拇指球にむけて着地していくという感じです。

Youtubeをみているうちに気持ちが高揚してきました。
あとはVibram Fivefingersの到着を待つだけです。
(つづく)

ランニング革命?最も原始的にして最も尖端のギアVibram Fivefingers ~出会い編~
ランニング革命?最も原始的にして最も尖端のギアVibram Fivefingers ~走り方編~


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