2010-11-30

さらば、バブルよもう一度。




最近、世の中暗い話題ばかりですよね。政治も迷走しているし、司法も行政もどうやら信用できない。

大変な問題が山積みです。でもこれらの問題って実はほとんど機能今日始まった問題じゃない。戦後ずっとあったのに隠れてきた問題ですよね。民主党の政治運営はボロボロですが、それはそもそも自民党政治がとっくに機能不全を起こしていたからでありますし、検察の問題も社会保険庁の問題も今までたまたま露呈しなかっただけでしょう。

じゃあ何で今になって問題が浮かび上がってきたかというとふたつの理由があると考えられると思います。

一つはインターネットの台頭ですね。これにより上杉隆氏のいうところの官報複合体とは異なるアルタネティブメディアが登場して色々な問題が浮き彫りになりました。

たとえば検察問題。今までは記者クラブメディアは検察から情報がもらえなくなることを恐れて彼らが流すリーク情報をそのまま垂れ流してきて、検察に都合のいい世論形成をする後押しをしていたけれども、最近はネットを通じて少数のきちんと取材するジャーナリストの意見も拾われてきているということですね。

そしてもうひとつが景気の問題です。

人間意外といい加減なもので、おかしいと思うことがあっても経済的に充足していれば多少のことには目をつぶってしまう。特に市民革命を経験していない日本人はどうしても「お上の事には間違いはございますまいから」というような意識があるので、権力の監視とかそういう意識が甘い。

つまり戦後、高度経済成長、バブルなどがあり基本的には経済は昇り基調だったので、社会問題が相当棚上げにされてきたということですね。

逆にいうと何か問題があっても「景気さえよくなれば解決する」という意識が日本人には強いように思えるのです。

今でこそ聞くことがなくなりましたが、バブルがはじけてからも相当の期間、2000年すぎくらいまで「もう一度バブル来ないかなあ」というような言葉をしばしば聞きました。

この言葉は古典的景気循環論に基づいて考えてしまっている言葉であって、デフレ時代にはまったく好況と不況は10年周期でかわるなどということは起きないわけです。

ましてバブル経済とは銀行の担保主義と土地神話の上に成り立った過剰流動性の結果なわけですから、それが再来するなんてことはありえない。

でもなんとなく「またあんな景気のいい時代きたらいいなあ」と他力本願的に人々は思っていたんですね。

しかしそれから10年近く経っても景気はよくなるどころか悪くなる一方。途中ちょっとネットバブル的なことはありましたが、デフレが続いていることもあり人々の生活は不安になる一方ですよね。

そしてその間に政治を始め、司法、行政など社会の悪いところがどんどん露呈しだしました。そこに来て初めて人々は「ひょっとして日本やばいんじゃない」と自覚するようになった気がします。

そう、日本はやばいんです。問題は山積してます。そして黙っていたら悪くなる一方でよくならないんです。バブルなんて冗談のようなものはやってきません。

でもそれに日本人が気づいたことはなかなかいいことなんじゃないかと思います。結局、お上とかそういうものに頼らず、国民一人ひとりが社会や政治に参加していくことによってしか日本はよくならないんですよね。

そろそろ私たちもきちんとバブルの幻影にさようならして、みんなで協力しあって社会をよりよくするように頑張っていきましょう。


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