2010-10-21

【備忘録】魂を抜かれたかぼちゃ。



草間彌生は知っていた。
港に巨大なかぼちゃがあれば誰もが写真を撮るということを。
右から左から、上から下から、ヨコからタテから、
魂がからっぽになるまで写真を撮られ続けるということを。

だから彼女は始めからかぼちゃから魂を抜いていおいた。
他人に空っぽにさせられる煩わしさからかぼちゃを守るために。

それでも人々は写真を撮った。
右から左から、上から下から、ヨコからタテから、
来る日も来る日もかぼちゃは撮られ続けた。

でもかぼちゃは平気だった。
抜かれる魂ははじめからないのだから。

今日も人々は空の写真を撮り続けている。
右から左から、上から下から、ヨコからタテから。

what's "my wife's camera"?

No comments:

Post a Comment