2010-08-20

お宅の子供、オタク資質ありますか?



私はオタクの資質についての造詣が深い。
なぜなら私自身もオタクの資質に満ちているからだ。そしてまたオタクポテンシャル満ち溢れた環境に育ってきたからだ。

まあ変に隠すのも却っていやらしいからはっきりいうと、私は中学受験ママゴンたちが羨望するような進学校に通っていた。そこはまさにオタクパラダイス。中学高校六年一環、高校から新規入学者がいないこともあってほとんどの同級生のことは知っているが、同級生300人の中でオタクの資質がなかったのはただ一人だけだ。
あとの299人は私自身も含めてみなオタクの資質を持っていた。

もちろん進学校といっても都会にある私立高校。絵に描いたようなオタクが299人いるというわけではない。中にはスポーツに熱中する青春を送るものもいれば、音楽に傾倒するものもいる。女の子のケツを追いかけながら前髪の按配だけを気にしていた奴もいた。しかし、しかしだ、300人中一人の例外を除いた299人には明らかにオタクの資質があった。

オタクの資質というのは詰まるところちょっと常識レベルを超えた探究心のことに他ならない。それが向かう方向性によって人から「オタク」と呼ばれることもあれば「研究熱心」とか「探究心旺盛」といわれることもある、ベクトルの違いでしかない。

一流進学中学校なぞに入るコは普通10歳、11歳くらいから激しく勉強する。ワンパクざかりの小学生がその激しい勉強に耐えられるとすれば、尋常ならざる負けず嫌いであるか尋常ならざる希求心があるかのどちらかだ。そして多くの場合はそのコンビネーションで「自分が探求できないものを同じ小学生がよりうまく探求できるのは許せない」と思うか「自分が探求できないものがあるとしたら何が何でも希求したい」と思うかのどちらかだ。それぐらいクレイジーでなければ一流校に入れるわけはない。その後、どれだけスポーツマンになろうが、アソビ人になろうとこの資質は変えられない。メディアで同じ中学高校出身の先輩を数多みるが、それが政治家であれ、学者であれ、作家であれ、評論家であれ、芸能人であれ、ほとんどの場合私はたやすく彼らからオタクの資質を嗅ぎ取ってしまえる。

もし数年以内に中学受験を控える子供がいていわゆる一流校を目指させたいと思っているのなら、まずその子にオタクの資質があるかどうかを見極めて欲しい。もしないのなら、別にそんなにあくせくして超一流校を目指す必要もないのかも知れない。中学高校で十分に勉強して、目指したい大学を目指すことはいくらでも可能なのだから。もし無理してそういう学校に入れてしまったのなら、オタクの資質のない自分の子供がオタクに囲まれながら青春期を過ごすという悲喜劇が生じてしまうかもしれない。

そしてもし自分の子供が多分にオタクの資質を持っていると思うのなら、思い切って超一流といわれる進学中学校を目指してみるのもいいかも知れない。その先には東大やら、世界の一流研究職も待っているかも知れないから。でも、同時にそれは彼/彼女がただの一流のオタクになってしまうというリスクも忘れずに。

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