2010-08-15

クラウド活用のコスト



ちょうど昨日、これからはクラウドの時代なのだからクライアントにデータを保管することに拘泥せず、色々なクラウドサービスを利用していこう、という趣旨のポストを上げたばかりだが、今日PodcastでラジオNikkeiの「伊藤洋一のRound up World Now」を聴いてEvernoteのサーバ不調により四日間の間データの記録管理がうまくいかず、6000人超の人が被害を被ったということを知った。

そのEvernote、iPhoneのヘビーユーザの中ではかなり知られたサービスではあるけれども、一般的には知られていないかも知れないので簡単に説明を。一言でいってしまえば、インターネット上のメモ帳だ。メモといってもテキストだけじゃなく、写真や音声も記憶しておける。
そういうと大してありがたいように聞こえないかも知れないけれども、iPhoneを始めいくつかのスマートフォンで専用のアプリがでているため、そういったデバイスと合わせるとかなり便利に活用できるクラウドサービス。

もっともiPhone自体にもテキストや音声や写真を保存できる機能はついている。だからそれで十分なんじゃね?という人もいるかも知れないが、Web上に保存されていれば旅先でiPhoneの充電が切れても盗まれても簡単にWeb経由でデータにアクセスできる魅力的なことは多い。

そういうわけで、私は写真はiPhoneユニークのアプリで管理し(Picasaを活用しながら)、テキスト情報と音声情報はメモ帳やボイスメモではなくEvernoteで管理するという方法をとっている(話は逸れるがiPhone利用者のVoice Memosアプリ活用者って意外と少ない。あんなに便利なのに)

そのEvernoteがやらかしてしまった。

実はちょっと前まで私自身そこまで重要なことにはEvernoteは使っていなかった。しかし最近になって妻とともに始めたプロジェクトで他人にインタビューをする機会が増えたのでボイスレコーダー代わりにEvernoteを使うようになったのだ(一ファイル最長20分まで録音可)。

インタビューをするときはできるだけ相手の目を見ながらのライブの会話を大切にしたいのでメモを取るのは最小限にして後で録音素材を聴きなおすのが基本的フォーマットになっている。だからもし録音素材が全部とんでしまったら、それはそれなりの事故だ。というか考えたくもない。

とはいえ時代がクラウドにシフトしているのは昨今のITニュースをチェックしていれば明白だ。その活用に馴れておくのも悪くない。全世界で300万を超えるユーザの中の6000人、0.2%のユーザのわずか4日間のデータ。自分がその当事者であれば悠長なことはいっていられないかも知れないが、クラウドを初期から活用して馴れておくコストとしてはそれほど高くはないのかも知れない。

クラウドのサービスの不具合を心配している暇があるのならとっととインタビューの文字おこしをしろって。
はい、返す言葉もございません。

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